日曜朝にやってるタイプのにじみす(Bパート)


「くっ…敵の数が多い…!」

「耐えてセバスチャン!あともう少し…もう少しで完成するから…!」

 

屋敷への襲撃を受け戦うセバスチャンと、新たなアイテムを作るもしゃ子。

 

「無駄な抵抗はやめなさ〜い!もう助からないゾ♡」

「君達もこっち側に来て、生体サーバーになる幸せを享受しなよ」

ミスハイの幹部、NAFUとNOAが妖しく笑う。

 

絶体絶命かと思われた、その時───

 

「お待ちなさい!!!」

 

そこに現れたのは、お嬢様だった。

 

「お嬢様!」

「来てくれたんだね!」

 

「おやおや、真実を知り泣き崩れてた女の子が何用かな?」

「あっ私たちの側に着く気になった?君なら特別待遇でニジハイ幹部にしてあげるよぉ」

 

NOAとNAFUに対し、お嬢様は鋭い眼差しを向ける。

 

「私は真実を知り、己の正義が何なのか、何の為に戦っていたのか分からなくなりましたわ。でも…」

 

お嬢様は力強く拳を握った。

あの時、ドライバーのスイッチを押した先にあったのは、生前の父と母が残したビデオメッセージだった。

 

「私は知った。お父様とお母様もずっと戦っていたの。

私やセバスチャンやもしゃ子、全ての人々を守る為にこのドライバーを開発し、

仮面ライダーとして戦って来たことを…」

 

宙に浮かぶホログラムが、未来の娘に向けて優しく愛を語りかける。

そして迷える背中をそっと押す。

 

「戦うことから逃げても良いと仰っていました。けれど、大切なものを守る為に戦いたいと願うならば、

お父様もお母様もついている、セバスチャンやもしゃ子もついている、

私は1人で戦っているのではないと教えて下さいましたわ!」

 

「お嬢様…!」

「お嬢様!」

 

今にも泣きそうな顔のセバスチャンともしゃ子にお嬢様は微笑みかける。

そして凛とした表情で敵に向き直り、手に掲げたドライバーをセットする。

 

『nijimiss account login』

 

ドライバーから電子音が鳴り響く。

 

「私は全てを背負いますわ!今まで私が倒した者達の嘆きも、戦いで散ったお父様とお母様の意志も!!」

 

『blob』『blobcat』『blobfox』

ドライバーにリアクションカードをセットし、デッキを構成する。

 

「変身!!!」

 

『nijimiss B form』

 

「私はモエ・ドット・ニジミス!ニジミス家の家督を継ぐ者!

そして…仮面ライダーニジミス!!

これが私の意思ですわ」

 

(CMの後は一緒にニジミスダンス!)

  

──────(次回予告)──────

 

お嬢様の新たなる敵は、飯テロ!?ミスハイ達とお料理勝負!

だけどお嬢様はまさかの消費期限無視部!?

次回、仮面ライダーニジミス第26話

「消費期限守って♡」 

 

──────(来週もまたみてね!)──────