日曜朝にやってるタイプのにじみす(Aパート)


仮面ライダーニジミス第25話

「お嬢様の覚悟」

 

──────(前回までのあらすじ)──────

 

仮面ライダーニジミスとして戦うお嬢様に明かされた真実…

人類を生体サーバーにしようと目論む怪人「ミスハイ」は、元は人間だった。

つまり、今までお嬢様が倒したミスハイ達は全員、人間だったのだ。

そしてニジミスドライバーには、変身する度にミスハイ細胞との適合率が上昇し、

やがてミスハイになってしまう危険性があったのだ。

 

──────(前回までのあらすじ)──────

 

そして何よりお嬢様がショックを受けたのは、お嬢様の戦いをサポートするセバスチャンや、

ドライバーのパワーアップアイテムを開発する科学者もしゃ子が、

これらの真実を知りながら黙っていた事だった。

 

「セバスチャン…どうして黙っていたの!?」

 

「…弁明の言葉もございません…しかし、私共は、お嬢様の身を案じて…」

 

「私は…私は貴方達に信頼を置いていた…それなのに、こんな大事な事を言わずにっ……」

 

お嬢様が屋敷の扉を乱暴に開けて、外に飛び出して行く。

 

「お嬢様!」

「セバスチャン…私たちがお嬢様の信頼を裏切ってしまったのは事実でもある。

今はお嬢様に1人で考える時間をあげよう…」

「もしゃ子…」

「もしお嬢様がライダーを辞めても、私はサポーターを続けるつもりだよ」

 

「…ありがとうございます…」

 

──────

 

屋敷から離れた森の中、お嬢様は大きな木の下で座り込んでいる。

「お父様…お母様…」

私が倒した者たちは人間だった。そして、私は人間でなくなってしまう。

自分の両親は、セバスチャンやもしゃ子は、何故自分にこんな辛い試練を課すのか。

私は何の為に戦っていたの…?

 

「…そういえば…」

絶望の最中、ふと思い出す。

仮面ライダーになった時、セバスチャンから最初に教えられた事があった。

 

『良いですか、お嬢様。このドライバーの裏面にあるスイッチだけは押してはなりませんよ。爆発してしまいますからね』

 

確かにドライバーの裏側には小さなスイッチがある。だが、小さ過ぎて細い棒状のものでないと押す事が出来ない。

 

「もう…いっそここで終われば…楽に…」

 

細い木の枝を拾い、その小さなスイッチを震える手で押し込んだ。

 

しかし、お嬢様の目に飛び込んで来たのは…

 

「…えっ?」

 

 

──────(CM)──────

 

DXニジミスドライバー!

ベルトにリアクションデッキをセット!

仮面ライダーニジミスに変身!

必殺怪文書で敵を圧倒せよ!

DXにじみすドライバー、全国のおもちゃ売り場で発売!

DXリアクションシューターも同時発売!

 

──────(CM)──────